赤ちゃんと柔軟剤の香り
食育という言葉がメジャーになってきてます。
そして香育という言葉もあるのをご存じでしょうか?
赤ちゃん特有の香り。
母乳・ミルクのにおい。
新陳代謝がよい分、ちょっと脂っぽいにおい。
手をぎゅっと握っていて、湿った汗臭い手のひらのにおい。
長女が幼稚園時代、弟を幼稚園に連れて行くとママ友達から
「○○さん、甘い母乳のにおいがするね。懐かしい!」
なんて言葉をもらいました。
今現在、仕事で家に帰ると娘から
「今日、シッターだった?赤ちゃんのにおいがする!」
と言われたことも。
生まれて間もない赤ちゃんは視力が弱いです。
お母さんを見分ける方法として
「お母さんのにおい」で判断するとも言われています。
子どもたちが大きくなっても、寝る前にハグした時、
子どもたちそれぞれの特有のにおいを嗅ぐととても安心します。
体臭。
現在の日本では一般的に「くさい!」と思われてますが、
「くさい」よりも
安心する香りなのではないかなと思います。
赤ちゃんのシッターをしていて最近特に思うことがあります。
洋服もスタイも柔軟剤の香り。
天然アロマの香りと謳った柔軟剤が市場でたくさん出回ってます。
確かにいい香りではありますが、
実はずっと抱っこしていて気分が悪くなることがあるのです。
大人の私が気持ち悪くなる香り。
一日中寝たきりの赤ちゃんはその香りをずっと嗅いでいることになります。
その香りを毎日蓄積して成長していきます。
柔軟剤を使わないでくださいとは言いませんが、
できるだけ天然の香りに触れられる環境作りをしてほしいなと思います。